現行犯

この内容は、【ハンガー事件】の続きです。
先に【ハンガー事件】を読んでください！




ハンガー事件があってから、
音沙汰なく平和な日が続き、
ハンガーをかけるのも止めました。

リビングのドアが開いてたのは
やっぱり誰か、、、
というか、嫌味な祖母が来てたのねー。
ってことで確信はないけどそういうことだと
自分達の中で勝手にそうしました。


そんなことも忘れかけていた頃。
私はたまたま体調が悪くて
学校を休んで家でおとなしくしていました。

廊下からリビングのドアへ行くのに
トイレの前を通ります。

私はたまたまトイレにいました。

あれ？
２階は私以外みんないないのに
廊下のきしむ音。
トイレの前を誰かが通過する気配。
おかしい。怖い。

でも、おもいっきりドアを開けました。

そこにいたのは




そうです。



嫌味な祖母です＼(^o^)／

『え？あれー、〇〇(私の名前)ちゃんいたの？
あのね。おばぁちゃんね、
なんか焦げ臭い臭いがしたからね見に来たの』

と焦りながらいう。

私「え？
　　下に臭いがいくくらいなら私が気付くし
　　全然焦げ臭い臭いなんかしないぢゃん」

『でもね、でもね...』
と嫌味な祖母はゴニョゴニョ言って
降りていきました。

鉢合わせしましたよ！


現行犯逮捕＼(^o^)／

何をしてたのだろう？
私が見たときにはリビングに侵入し、
見渡していただけでした。

静かにドアを開けて、声をかけず、
見張ればよかったなと後から後悔しました。


嫌味な祖母は、『でもね、でもね』
　　　　　　　『だってさ、だってさ』
が口癖です。

絶対に非を認めない、謝りません。

そして、この現行犯。

この１回ではなく、私が結婚して家を出るまで

１０年間以上の間に１０回ぐらいは

鉢合わせしています。

だいたい２階が電化製品を替えた時には
絶好の機会かのように即あがってきます。
『新しくしたんでしょ！見せてよ』
と私達がいるときならまだしも、
２階がもぬけの殻の時も来ております。

なんせ鉢合わせばかりしましたよ、私。

嫌味な祖母『あら、いたの？
　　　　　　ビデオデッキ新しくしたんでしょ
　　　　　　ちょっとどんなのかと思ってさ』

など、そのたびになんかしら言い訳をして

そそくさと下へ帰っていきます。

私だけでなく、

母も何回も鉢合わせしています。
常習犯です。
もう、趣味の一種のようです。

一応身内だとしても、

人がいないときに、勝手に上がってきている

なんてゾッとしませんか。

それに誰もいないと思ってたら
家に明かりとかつけないで、いるんですよ

何か取られたりとか特にないですけど(多分)

でも怖いです。
そんでもって、気持ち悪いです。

そしてばつが悪そうにして、
焦って出る言い訳ね。

二世帯ってやぁねー。

こうして、
モンスター級に嫌味な祖母のレベルは
上がっていくのです。